一昨日、自宅近くの大型ショッピングセンター敷地内にあるベンチに腰掛け、
うつむいて財布の中にあるレシートを整理していたところ、
真上の方角から、「スミマセン、郵便局はどこにありますか?」と尋ねられました。
見上げると、アジア系外国人とおぼしき30歳前後の若い男性が立っています。
店舗内に設置されている郵便局の場所を彼に説明しようとしましたが、
上手に説明できる自信がなかったので、一緒に歩いてその場所に向かいました。
道すがら、私から「どちらの国から来られたのですか?」と聞くと、「ベトナムからです」。
次に、「日本に来てどれくらい経つのですか?」と聞くと、「2か月前です。」
最後に、「日本語がとてもお上手ですね。」と言うと、ちょっと照れながら「はぃ、少しだけ」と一言。
会話をしているうちに目的の郵便局に着いたので、
「ここです。これが郵便局のマークです。」と私が言うと、彼は深々と頭を下げて「ありがとうございます。」
う~む‥‥。まいったな‥‥。
日本に来るまでに日本語の研修を受けたのかもしれませんが、
それにしても、たった2か月でこんなに日本語が上手に喋れるなんて‥‥、驚きです。
私は外国人と会話しているという感覚がほとんどありませんでした。
私自身を振り返ると、中学校から大学まで、約10年間も英語を勉強してきたのに、
まったく英語が喋れないし、また、外国人が話す英語もほとんど理解できません。
私の資質の問題かもしれませんが、彼との違いは、いったいどこから生じるのでしょう‥‥?
「必要性」?「緊急性」?それとも「国民性」?
まぁ、冷静に考えてみると、母国語である日本語でさえ、覚束ないものがあります。