横綱・稀勢の里の引退を受けて、昨日の愛媛新聞一面コラム「地軸」には次のようなことが書かれていました。
『最近では珍しい中卒たたき上げ。新十両と新入幕は史上2位の若さ。
そうかと思えばここ一番のもろさが響き、初優勝は30歳6カ月まで待たねばならず、
新入幕から横綱への昇進も最も遅かった。自らも認める「早熟で晩成」ぶり。
順風満帆と波瀾(はらん)万丈が背中合わせの土俵に、それぞれの人生を重ねた人も多かったことだろう。
会見では、一番誇れるのは「一生懸命相撲を取ってきたこと」とも語った。
稀勢の里ほどの技量があれば、いなす取り口で白星を稼ぎ、
もう少し長く現役を続けることもできたに違いない。
それでも自身が理想とする相撲にのみ、一心に向き合い続けた。
ファンが最後まで再起を願ったのは、ただ一人の日本人横綱だから、という理由ばかりでは決してない。』
大相撲の初場所が始まってから、仕事から帰宅後に父と交わす最初の会話は、
「今日の稀勢の里はどうだった?勝った?」でした。
ことほどさように、なぜかその一挙手一投足が気になる、不思議な魅力を持つ力士でした。
コラムが指摘するように、稀勢の里の土俵人生と、自分のサラリーマン人生とを重ね合わせて、
「なんとか頑張ってほしい。」と、自らにも言い聞かせるような、そんな思いが強かったのだと思います。
さて、この日記は、今日で書き始めてから2500日となりました。
何をやっても長続きしない私が、よくぞここまで‥‥、といった心境です。
人生における「日々の積み重ね」の大切さを、改めて実感している次第です。
次は3000日を目指して、気力と体力が続く限り、この日記を書き続けていきたいと思っています。