今日は父の、週一回のデイサービスセンター通所の日。
出迎えの車に乗る父を見送った後、ふと思い付いて、
池井戸潤さん原作の映画「七つの会議」を観に行きました。
小説と同じく、実に痛快で面白い映画でした。
組織に不正が起き、それを隠蔽するメカニズムがどのように生じるのか、見事に描かれていたと思います。
この映画の主人公・八角(ハッカク)さんのように、
正義や信念を貫くカッコいい生き方をしたかったけれど、
小心者の私にはそれができることなく終わった、36年間の公務員人生でした。
そして、この映画のなかで特に印象に残ったのは、八角さんの元妻を演じた吉田羊さんが言った、
「あなたは不器用だから‥‥」という趣旨(うろ覚えで正確でないかもしれません)の一言でした。
まるで自分に言い聞かされているような錯覚に陥って、聴いていて思わず目頭が熱くなりました。
民間企業・官公庁や男性・女性を問わず、
組織の中で真摯に生きる多くの方に、是非、鑑賞をお勧めしたい映画でした。