しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

建前と本音‥‥

今日の日経新聞を読んでいると、紙面下段の本の広告に目が留まりました。

それは子供向けの『メシが食える大人になる! よのなかルールブック』(日本図書センター)という本の広告で、

私の目をくぎ付けにしたのは、本の内容の一部を紹介した次のような「ルール」でした。


・いいことを言うよりも、よい行動をとる。

・すぐに「きらい」「苦手」と言って、自分の世界をせばめない。

・見た目ではなく中身で勝負する人になる。

・迷ったときは、キツいほうを選ぶ。

・「失敗」を「失敗」のままにしない。「経験」にする。

・「一生懸命」をバカにする人には、けっしてふりまわされない。

・身近な人にこそ、ていねいな態度を。

・「わかってもらえない」とは言わない。

・「できません」「休みます」言いにくいことこそ、ちゃんと自分で伝える。

・「ありがとう」を口ぐせに。

・「後悔」はしない。でも「反省」はしっかりする。

・どうしてもツラいときは、逃げる。

・合わない人がいるのは「よのなかの当たり前」だと知る。

・自分が幸せになって、それから人を幸せにする。


う~む‥‥。(沈黙)

子供向けの本らしいのに、なんだか63歳の自分が言い聞かされているように感じました。

小学2年生の孫娘にも、ぜひ読んでほしい本だと思いましたが、

よくよく考えてみると、今からこのような「ルール」を実践されると、

「末恐ろしい人物」になるのではないかという危惧を、逆に抱いてしまいそうです。


建前と本音‥‥。こういうのを「大人の身勝手な考え」というのかもしれません。