しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

睡眠は人それぞれ

昨日14日に朝日新聞デジタル版「フォーラム」に掲載された

『眠れていますか?』というタイトルの取材記事が大変勉強になりました。

記事には次のようなことが書かれていました。


『睡眠は確かにとても重要。

 でも取材を通じて実感したのは、むしろ睡眠時間にこだわりすぎず、柔軟に考えることの大切さです。

 専門医らによる「治療ガイドライン」にも、「睡眠は人それぞれで、

 4時間で十分な人もいれば、10時間必要な人もいます」と記されています。

 内山真・日本大教授はいいます。「多くの人が夜も起きているようになったのは、産業革命より後のこと」。

 人間はまだ、夜の過ごし方に慣れていないのです。

 考えてみれば、農耕文明が生まれる以前に狩猟生活を送っていた人類は、

 小集団で暮らしながら外敵から身を守って暮らしていたはず。

 夜に眠るときも、「寝付きの悪い人」や「夜中に目覚める人」が交ざっている方が、

 絶えず周囲を警戒できて集団の安全度が高まったはずです。

 「睡眠は人それぞれ」とは、まさに人類が生き延びる知恵だったのかもしれません。

 そう考えると、眠れぬ夜もちょっと気が楽になりませんか。

 健康な人の睡眠時間も45歳で平均6.5時間と、意外と短いでしょ?』


私はといえば、今現在も、夜10時の就寝から朝5時の起床までの間に、

少なくとも1回、多い時では3回、トイレに行きたくなって目が覚めます。

いや、逆に、目が覚めるとトイレに行きたくなります。

そのため、熟睡できない自分の身体が心配になって、ずっ~と悩んでいましたが、

それでもなんとか日常生活が支障なく続けられているので、もう最近はそのことで悩むのは止めにしました。

さらに今日の「睡眠は人それぞれ」という言葉に触れて、気持ちが楽になったような気がします。


そして、この記事では厚生労働省の研究班報告書による

睡眠障害に対処する12の指針」が、次のように紹介されていました。

1 睡眠時間は人それぞれ。日中の眠気で困らなければ十分

2 刺激物を避け、眠る前には自分なりのリラックス法

3 眠たくなってから床に就く。就床時刻にこだわりすぎない

4 同じ時刻に毎日起床

5 光の利用でよい睡眠

6 規則正しい3度の食事、規則的な運動習慣

7 昼寝をするなら、15時前の20~30分

8 眠りが浅いときは、むしろ積極的に遅寝・早起きに

9 睡眠中の激しいイビキ・呼吸停止や足のぴくつき・むずむず感は要注意

10 十分眠っても日中の眠気が強い時は専門医に

11 睡眠薬代わりの寝酒は不眠のもと

12 睡眠薬は医師の指示で正しく使えば安全


はぃ、分かりました。貴重なアドバイスを参考にしたいと思います。

ところで、我が家の奥様にお尋ねすると、奥様は中途覚醒もなく朝までぐっすり眠れるそうです。

よほどお疲れなのか、それとも神経が図太いのか‥‥。

「前段、お見込みのとおり」ということにしておきます。