隔週土曜日に日経新聞の読書欄に掲載される「リーダーの本棚」を楽しみに読んでいます。
今日20日は、石油天然ガス・金属鉱物資源機構の細野哲弘理事長の「本棚」でしたが、
細野理事長が愛読書の一番目と二番目に挙げられていたのが、
『邪宗門』(高橋和巳著、河出文庫)と『三島由紀夫ふたつの謎』(大澤真幸著、集英社新書)だったので、
私は本当にびっくりしました。
というのも、『邪宗門』は、ふと思いついて何十年かぶりに読み返したばかりでしたし、
『三島由紀夫ふたつの謎』も、ほんの数カ月前に読んだばかりの本だったからです。
このうち、『三島由紀夫ふたつの謎』について、細野理事長は次のような感想を述べられていました。
『三島由紀夫の漢籍や古語の蓄積に裏打ちされた流麗な文章に憧れました。
一方で『豊饒(ほうじょう)の海』4部作の結末や、
市ケ谷駐屯地で自決した彼の行動にずっとしっくりこないものがありました。
『三島由紀夫ふたつの謎』を読んで長年の謎が氷解した思いです。』
う~む、そうですか‥‥。細野理事長は「謎が氷解」されたのですか‥‥。
私は、未だにさっぱり理解できないままです。読み方が浅いのかもしれません。
そして、私が若い頃に傾倒した、高橋和巳さんの著書の一冊でもある『邪宗門』については、
そのコメントがありませんでした。
この本のどういうところに惹かれたのか等々、是非、感想を聞かせてほしかったです‥‥。
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