しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「二番手もしくは敗者」の美学

先週の金曜日は大切な会議があって出勤したため、昨日の月曜日がその振替の休日でした。

ところがいつもと違って、家に居てもなんだか落ち着きません。一体、どうしてなんだろう‥‥?

考えても答えは見つかりそうにありませんが、定年退職後に週4日の短時間勤務を希望される方は、

月曜日を休日に指定することを、できれば避けられることをお勧めします。


さて、今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、イラストレーター・山藤章二さんの

『「二番手の奥床しさ」はとても文化的な心理なのだ。』という言葉で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『スポーツ記事は「一番でなけりゃ意味がない」みたいな価値観で動いているようだが、

 二番手もしくは敗者のほうが、「人間的挫折感、いま一歩の残念感、恥ずかしさ、少しカゲのある栄光感」

 といった機微に富んではるかに「滋味深い」と、イラストレーターは言う。

 そして(!)、自分が長らく「阪神ファン」なのもこうした理由によると。

 昨日と同じ随想集「昭和よ、」から。』


う~む、なるほど‥‥。

たとえ成績が低迷しても、自分が阪神ファンを止められない訳が、なんとなく分かったような気がします。

それは究極の「二番手もしくは敗者の美学」と言ってもいいのではないでしょうか‥‥。

負けず嫌いの孫娘には、プロ野球阪神ファンになることを勧めたいと思います。

なにせ、人間が寛大になりますから‥‥。(苦笑)