『ほとんどの人は、普通に楽しく暮らしたいはずだ。
「生産性の向上」は、そうした自然な生き方を犯罪者扱いする。』という言葉で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『IT化で各人のアウトプットが複雑化してくると、擦り合わせのための時間も増え、
会議を減らすための会議まで開かれる。
生産性向上のあくなき追求は資本主義の病理のようなもの。
それは働く人の幸福につながるどころか、
逆に日々の生活を息苦しくする要因にもなっていると、スマートニュースの会長は言う。
「究極の会議」から。』
う~む‥‥。難しい問題です。
でも、資本主義に代わる、人々を幸せにする思想やシステムはあるのでしょうか?
私にはよく分かりませんが、ネットで調べた次のような名言が、
その答えになっているのかもしれません。
『資本主義の欠点は、幸運を不平等に分配してしまうことだ。
社会主義の長所は、不幸を平等に分配することだ。』(チャーチル)
『私は、賢明に管理されるならば、
資本主義は現在の視界に存在するいかなる代替的システムよりも、
経済的目的を達成するのにおそらくより効率的なものにすることができると考えている。』
(ケインズ)