四国地方もようやく梅雨入りし、今日は久しぶりにまとまった雨が降りました。
ところが、蒸し暑くて不快指数が高く、身体にはダメージが大きい一日となりました。
さて、今日の日経新聞電子版「出世ナビ~私のリーダー論」は、
宮本彰・キングジム社長へのインタビュー記事でした。
記事のタイトルの、『打率1割でも「最初のペンギン」に』を見て、
「最初のペンギン」ってどういう意味なのかな‥‥?と思い、本文を読んでみると、
次のようなQ&Aがありました。
Q リーダーとして肝に銘じていることはありますか。
A 私は「ファーストペンギン」という言葉をよく使います。
マーケティングで言う「ブルーオーシャン(青い海、競合相手のいない領域)」に似た言葉なのですが、
「世の中にない商品を創り出して市場を生み出すには勇気を出して最初に飛び込まなければならない」
という意味です。
これには色々な説があるようで、最初に飛び込むのは実は空腹に耐えかねた愚か者であるとか、
勇気を持って飛び込むからこそ魚を真っ先に獲れると、いわれます。
でも社員たちには「海の中にはシャチやアザラシなど、
ペンギンにとって恐ろしい動物がたくさんいるけれど、恐れず真っ先に飛び込んでいこう。
常に失敗を恐れず、商品開発に当たろう、新事業に挑戦しよう」と言っています。
う~む、なるほど‥‥。ようやくその意味が理解できました。
このほかにも、宮本社長の次のような印象深い発言がありましたので、
この日記に書き残しておこうと思います。
・社員には「成功するには失敗しないとダメだ」と、よく言っています。
成功した商品には成功した理由があるように、失敗した商品は失敗した理由が必ずあります。
なぜ売れなかったのか、みんなで検証することが大事なのです。
失敗した本人は穴があったら入りたい気分でしょう。
でも、みんなで共有して分析すると、「こうすれば売れたんじゃないのかな」と、
アイデアが次から次に出てきます。失敗は決して無駄ではない。
金額的には一時的に損しますが、長い目で見ればその人と会社の財産となっていくのです。
私は文房具が好きなのですが、キングジムの製品は、ユニークで魅力的な商品が多いですよね。
これからも「ファーストペンギン」の心意気で、消費者目線の商品を開発してほしいと思います。