久しぶりに晴れ間を「垣間見る?」ことができた一日となりました。‥と同時に、暑さも戻って来ました。
今日から二学期だというのに、長い梅雨がようやく明けて、これから本格的な夏が始まるような、
そんな錯覚を抱いてしまいそうです。なんか変だな‥‥。
さて、先月31日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、作家・高見順の
『「なんて意気地のない奴(やつ)だ。怒るべき時に怒らない」
「なんて意気地のない奴だ。怒る時にすぐ怒ってしまう」』という言葉で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『「敗戦日記」は、作家が昭和20年元日から年末まで書き継いだ日記。
6月3日の記述にはこんな言葉が挟まる。戦時の厳しい監視下、言論は「去勢」され、
多くの国民も感情を煽(あお)られ自制不能になったという。
そして戦後の10月5日改めて記す。
「権力を持つと日本人は残虐になるのだ。
権力を持たせられないと、小羊の如(ごと)く従順、卑屈」と。』
う~む‥‥。「怒るべき時に怒らず、怒る時にすぐ怒る」ですか‥‥。
それはまるで、私のことを指しているみたいです。
ということは、私は鷲田さんが指摘する「典型的な意気地のない日本人」なのかもしれません。
理性で怒るのと感情で怒るのとは、明確に区別されるべきなのですね‥‥。