今日から二十四節気の「寒露」、七十二候では「鴻雁来る(こうがんきたる)」です。
「こよみのページ」には、寒露は、『冷たい露の結ぶ頃。秋もいよいよ本番。
菊の花が咲き始め、山の木々の葉は紅葉の準備に入る。稲刈りもそろそろ終わる時期である。』
との解説があります。
朝晩は、めっきり涼しくなりましたが、昼間は汗ばむほどの陽気が続いていて、
人一倍、寒がりの私が、いまだに半袖のワイシャツで出勤しています。(苦笑)
『「70歳まで働こう」 年金増額は有効か?』というタイトルで、
次のようなことを書かれていました。
『余生という言い方がある。
手元の辞書を引くと「引退して余生を田舎で楽しむ」という例文が出てくる。
文字どおり現役を退いた後の気ままな暮らしを心待ちにしている人は少なくなかろう。
ところが人生100年時代構想を旗印に掲げる安倍政権は、
年金制度を使って「余生の先送り」を促そうとしている。
厚生労働省が8月に公表した年金財政の検証結果に合わせて
(1)高齢者が年金をもらいだす年齢を7歳まで先送りできるようにする繰り下げ受給のススメ
(2)基礎年金の保険料支払い期間を40年から45年に延長する改革‥‥などを提起したのは、
その流れに沿った動きだ。
もうひとつ、俎上(そじょう)に載せたのが在職老齢年金の制度変更だ。
現在、月収47万円を超す稼ぎがある65歳以上の人は、
本来もらうべき厚生年金が減らされたり支給を止められたりしている。
厚労省はこの月収基準を62万円程度に引き上げ、
年金減額・停止の対象者を少なくする考えをもっている。』
はぃ‥、私も「現役を退いた後の気ままな暮らしを心待ちにしている人」の一人です。
ところが、現実はそんなに甘くありません‥‥。
若い頃は子供の養育のために働き、子供が独立して一安心したのも束の間、
今度は、孫のお相手と年老いた親の介護が待ち受けていました。
そのうち、「余生」という言葉が、国語辞典から消えてなくなるのではないでしょうか‥?
あぁ‥‥、身も心も、早く「気軽」になりたいです。