今日の日経新聞に、紅白歌合戦についての次のような記事が掲載されていました。
『NHKは14日、大みそかに放送する第70回紅白歌合戦の出場歌手計41組を発表した。
人気曲「パプリカ」を歌う子ども5人のユニットFoorin(フーリン)や
「まちがいさがし」がヒットした俳優の菅田将暉さんら8組が初出場する。
初出場は他に紅組がアイドルグループ日向坂46、LiSAさん。
白組はバンドのOfficial髭男dism、King Gnu、ダンス・ボーカルグループのGENERATIONS、
アイドルグループKis-My-Ft2(キスマイ)。
人工知能(AI)技術で再現した故美空ひばりさんの歌声も披露される。』
もうここ何年も、私は紅白歌合戦を観ていません‥‥。
いつの頃からだったでしょうか、見たこともない歌手や聴いたこともない曲の方が多くなって、
ほとんど番組に興味がなくなってしまいました。今年も私が知らない出場歌手ばかり‥‥。
ところが、記事の最後に書かれていた
「人工知能(AI)技術で再現した故美空ひばりさんの歌声も披露される」を読んで、
俄然、番組への興味が沸いてきました。
というのも、今年9月にNHKスペシャルで放送された
「AIでよみがえる美空ひばり」を見ていたからです。この番組は、とても感動的な番組でした。
AIで、ひばりさんをよみがえらせたのもので、
そのひばりさんが歌ったのは、秋元康さんが作詞・プロデュースした「あれから」という曲でした。
♬ あれからどうしていましたか? 私も歳を取りました
今でもむかしの歌を 気づくと口ずさんでいます。振り向けば 幸せな時代でしたね‥‥
さらに、この曲には、「お久しぶりです。あなたのことをずっと見ていましたよ‥‥」という
ひばりさんの心温まる語りも挿入されていました。
「姿かたち」は、ひばりさんとはちょっと違うイメージだったけれど、
誰も真似ができない「歌声」と「語り」は、まぎれもなく「本物」のひばりさんでした。
今年の大みそかは、このひばりさんの曲だけは聴こうと、今から楽しみにしています。
もちろん、令和元年最後の「大トリ」の曲として‥‥。