このところ、平日は仕事がとても忙しくて、
職場や自宅で日経新聞にゆっくりと目を通す余裕がありません。
「私の履歴書」と「春秋」を読むので精一杯です。
以前は、「経済教室」や「やさしい経済学」といった学術的な記事も、
それなりに読み通す、物理的な時間と精神的な余裕があったのに‥‥。
このままだと、仕事を完全リタイアした後に、政治学や経済学をもう一度基礎から学び直したいという、
ささやかな夢も実現できそうにありません。
そんなことを考えながら、トイレに常備している『安岡正篤一日一言』(致知出版社)を開いてみると、
今日11月26日には、「敏の本義」というタイトルで、
安岡先生は次のようなことを述べられていました。
『自分の人生を美しくするために、仕事のために、友人のために、世の中のために、
できるだけ気をつけよう、役に立とう、まめにつくそうと心身を働かすことが敏の本義である。
ひらたくいえば、いつも怠りをしないでいつもきびきびしている。
その代わり世間のくだらんことにはずいぶんと怠けてもよろしい。』
はぃ、「敏の本義」ですか‥‥。分かりました、しっかりと心したいと思います。