しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

来年の「干支」を学ぶ

昨日は勤務先の忘年会だったので、この日記はお休みしました。

最近、週の途中での飲み会は、年を取ったせいか、重荷に感じるようになりました。


さて、この時期になると毎年、「かんべえ」さんが「溜池通信」の紙面で、

翌年の干支についての解説を書かれています。

今年も2020年の干支「庚子」(かのえ・ね)について、次のような丁寧な解説がありました。


・【庚】(かのえ(は十干のうち7番目。庚の字は「更」(あらたまる)に通じ、

 草木の成長が止まって新たな形に変化する状態を指す。

 鋭利な刃物でバッサリと切り落とすように、時代の変わり目となることが多いようだ。


・【子】(ね)は十二支では先頭に当たり、新しい運気のサイクルが始まる。

 新しい生命が種子の中に宿り始める状態を指し、

 それこそ「ネズミ算」と呼ばれるような子孫の繁栄を象徴している。

 何か新しいことを始めるには適した年といえるだろう。


・陰陽五行説では、金の陽である「庚」と水の陽である「子」は、

 「金生水」と呼ばれる「相性」の関係にある。

 2020年はエネルギーに満ちた賑やかな年となりそうだ。


・ねずみは別名を「寝ず身」と言われるほど真面目でコツコツ型。

 しかし危機察知能力に優れ、機を見るに敏。

 「窮鼠猫を噛む」こともあれば、「鼠は沈む船を去る」とも言う。

 ねずみの知恵とバイタリティに学ぶことの多い年となりそうだ。


へぇ~、そうでしたか‥‥。

ねずみが「寝ず身」と言われることを初めて知りました。

ところで、我が家の奥様も来年は年女‥‥。

彼女を観察していると、「真面目でコツコツ型」にはちょっと違和感がありますが、

「危機察知能力に優れ、機を見るに敏」は、確かにそのとおりだと思います。

いずれにしても、「かんべえ」さんが書かれているように、

2020年がエネルギーに満ちた賑やかな年になることを、私も期待したいと思います。


なお、この「干支」については、安岡正篤先生が、その著書『干支の活学』(プレジデント社)の冒頭で、

次のように述べられています。ご参考までに‥‥。

『本来の干支は占いではなく、易の俗語でもない。

 それは、生命あるいはエネルギーの発生・成長・収蔵過程を分類・約説した

 経験哲学ともいうべきものである。』