しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「啓蟄の日」の雑感

小学二年生の孫娘に、語り継ぎたい20世紀を代表する名曲をいくつか選ぶとすれば、

まず、最初に思い浮かぶのは、中島みゆきさんの「時代」です。

♬ 今はこんなに悲しくて 涙も枯れ果てて もう二度と笑顔にはなれそうもないけれど

  そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ あんな時代もあったねと いつか笑って話せるわ

  だから今日はくよくよしないで 今日の風に吹かれましょう

  まわるまわるよ時代は回る 喜び悲しみ繰り返し 

  今日は別れた恋人たちも 生まれ変わってめぐり逢うよ


そして、次に思い浮かぶのが、美空ひばりさんの「川の流れのように」です。

♬ 知らず知らず歩いてきた 細く長い細道 振り返れば遥か遠く 故郷が見える

  でこぼこ道や曲がりくねった道 地図さえない それもまた人生

  ああ 川の流れのように ゆるやかに いくつも時代は過ぎて

  ああ 川の流れのように とめどなく 空が黄昏に染まるだけ


今、家庭でも職場でも、そしてこの国にも、そこはかとなく重い雰囲気が漂っています。

そんな雰囲気の中でも、いつも勇気と希望を与えてくれるのが、「名曲の力」なのだと思います。


さて、今日3月2日からは、二十四節気の「啓蟄」、七十二候では「巣籠もりの虫戸を開く」です。

本格的な春の訪れを味わう余裕は、今のこの国にはないかもしれないけれど、

「いつか話せる日」が来ることを、辛抱強く待ち望みたいと思っています。

そして、新型肺炎感染防止のために、昼夜を問わず、懸命の努力をされているすべての関係者の皆様に、

一県民、一国民として、感謝の誠を捧げたいと思います。