・新型コロナウイルスの感染拡大で、社会の人の動きが大きく変わりつつある。
日本経済新聞が各種データを分析したところ、繁華街の夜の人出は半減し、
オフィス街の昼間人口も2割減った。在宅勤務も急拡大している。
企業はもともと東京五輪に向けて働き方改革の推進などを求められていた。
感染拡大はその前倒しを迫った形で、業務改革が加速する可能性もある。
・東京五輪期間中の混雑などに対応するため、企業にはもともとテレワークの推進や、
都心部の渋滞の緩和といった取り組みが求められていた。
想定外の感染拡大はその前倒しを強く迫った形だ。
実際に在宅勤務や時差通勤が広がった結果、その効果を多くの人が実感しつつある。
感染終息後も同様の取り組みが継続する可能性もある。
足元の企業業績には大きな打撃となる感染拡大だが、
その陰では「コロナ後」を見据えた社会の変化の萌芽(ほうが)が生まれ始めているのかもしれない。
これら二つは、今日の日経新聞一面トップ記事の冒頭と最後の文章です。
日経新聞らしい論調の記事なので、さらっと読み流してしまいそうですが、
「コロナ後を見据えた社会の変化の萌芽(ほうが)が生まれ始めているのかもしれない」などは、
「言われてみれば、確かにそのとおりかもしれない」と、大いに納得できるところがあります。
「一度立ち止まって、足元をよく見てみよう」「足元に新しい発見があるかもしれない」
という理解でよろしいのでしょうか‥‥?