今日から、二十四節気の「小満(しょうまん)」(5/20~6/4)、
七十二候では「蚕起きて桑を食う」(5/20~5/25)となりました。
『陽気がよくなり、草木などの生物が次第に生長して生い茂るという意味。
西日本でははしり梅雨が現れる頃』という「こよみのページ」の解説のとおり、
我が家の庭のヤマモミジはもちろんのこと、
通勤途上に見上げる、松山城・城山の樹木も勢いよく成長し、その緑は日に日に色濃くなっています。
そして、七十二候の「蚕」と言えば、最近は、養蚕農家をすっかり見かけなくなりました。
私の孫娘をはじめ、今の子供さんは、実物の蚕が桑を食べる姿を見て、
蚕が桑を食べる音を聞いたことがあるのかしら‥‥?
二十四節気はともかくとして、七十二侯という昔ながらの「暦」が、
今生きている現実の世界と次第に乖離してくのを実感するのは、少し寂しい気がします。
こんなことを思うのも、私が年を取ったからでしょうね‥‥。