今月25日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、ドイツの哲学者、イマニュエル・カントの
「私は何を希望することが許されているか」という言葉で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『18世紀ドイツの哲学者は、人の理性が関心をもつ問いは三つに約(つづ)められるとして、
「私は何を知ることができるか」「私は何をなすべきか」に続け、この問いを掲げた。
コロナ禍のさなか、本当に突きつけられているのはこの第三の問いかもしれない。
自然への人類のこれまでの傲慢(ごうまん)な接し方、「これは戦争だ」といきり立つ姿を顧みれば。
「純粋理性批判」(2第二章第二節)から。』
はぃ‥、とても重い問いかけだと思います。
この三つの問いに、まともに答えられる人は、なかなかいないのではないのでしょうか。
ただ、答えは見つからないにしても、問いに対する答えを考え態度・姿勢こそが大切なのでしょうね。
さて、私は朝日新聞デジタル版の無料会員なので、一日1本に限り、有料記事を閲覧することができました。
ところが、明日27日からは、月5本に変更されるようです。
毎日、「折々のことば」を読むことが楽しみだっただけに、閲覧本数制限をとても残念に思っています。