昨日に続いて、今日も朝日新聞一面コラム「折々のことば」から‥‥。
今月11日の「折々のことば」は、哲学者・九鬼周造の、
「いったい私は深い思索には、広い体験が不可欠であることを信じている。」という言葉で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『書斎の机にかじりつくだけでは思索は深まらない。
必要なのは広い知識ではなく、広い体験だと、哲学者は言う。
旅、観劇、散歩、一夕の宴‥‥。
何だっていい。「自分の態度ひとつですべてが思索の材料を提供してくれる」。
「職業」という枠でそれらが限られてはならないと。
見ること、聴くこと、塗(まみ)れること。
哲学にもフィールドワークが必要だ。随想「書斎漫筆」から。』
う~む、なるほど‥‥。思索を深めるのは、「広い体験」ですか‥‥。
特に「塗れる」こと‥‥。これが一番、私に欠けているものだと思います。
つまりは、「自分の態度ひとつ」が、決定的に重要なのですね‥‥。(反省)