しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

自分の態度ひとつ

昨日に続いて、今日も朝日新聞一面コラム「折々のことば」から‥‥。


今月11日の「折々のことば」は、哲学者・九鬼周造の、

「いったい私は深い思索には、広い体験が不可欠であることを信じている。」という言葉で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『書斎の机にかじりつくだけでは思索は深まらない。

 必要なのは広い知識ではなく、広い体験だと、哲学者は言う。

 旅、観劇、散歩、一夕の宴‥‥。

 何だっていい。「自分の態度ひとつですべてが思索の材料を提供してくれる」。

 「職業」という枠でそれらが限られてはならないと。

 見ること、聴くこと、塗(まみ)れること。

 哲学にもフィールドワークが必要だ。随想「書斎漫筆」から。』


う~む、なるほど‥‥。思索を深めるのは、「広い体験」ですか‥‥。

特に「塗れる」こと‥‥。これが一番、私に欠けているものだと思います。

つまりは、「自分の態度ひとつ」が、決定的に重要なのですね‥‥。(反省)