今月7日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、作家・高橋源一郎さんの
「問題山積みの文章だけが、「危険!近づくな!」と標識が出ているような文章だけが‥‥
わたしやあなたたちを変える力を持っている」という言葉で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『語彙(ごい)が豊富、論理が緻密(ちみつ)、
魅力的な知識や逸話が満載なのが「いい文章」だとふつう思われているが、逆だと作家は言う。
読み進めるうち不安になり、読んでいることを隠したくなる文章がいいのだと。
これまで何の疑いも向けなかった自分の“初期設定”にいやでも向きあわされるからと。
「「読む」って、どんなこと?」から。』
う~む、なるほど‥、そういうものですか。「目からうろこ」のお言葉です。
でも、「問題山積みの文章」「「危険!近づくな!」と標識が出ているような文章」
「読み進めるうち不安になり、読んでいることを隠したくなる文章」って、
いったいどんな文章なのかしら‥‥?
これはぜひ、高橋先生の本を買って読んでみなければなりません。
ところで私は、「読書の管理」を、読書メーター「となりの知行合一くん」で行っているところですが、
「積読本」と「読みたい本」が、いつの間にか200冊になろうとしています。
う~む‥‥。(絶句)
「少年老い易く学成り難し(しょうねんおいやすくがくなりがたし)」の心境です‥‥。