愛媛新聞「テレビ・芸能」欄で連載が続いていた、「ニッポン娯楽映画縦断」の第5部、
「若大将と青大将 60年代の青春」は、第五回目の今日が最終回でした。
記事では、「シリーズ終了と新作~今なお多くのファンを魅了」という見出しで、
次のようなことが書かれていました。
『‥‥しかし映画界の斜陽には歯止めがかからず観客動員数は減少。
第17作「若大将対青大将」で、ひとまずシリーズは幕を閉じた。
ところが70年代半ばから、シリーズのオールナイト上映が、
大学生を中心に大ブームとなり、加山人気も再燃した。
81年には、新作「帰ってきた若大将」が作られ、田沼雄一の変わらぬ笑顔、
相変わらずの青大将、「田能久」の人々との再会は、ファンにとっての何よりの贈り物となった。
それから40年、今なお「若大将シリーズ」は、
60年代の象徴として多くのファンを魅了している。』
はぃ‥、かくいう私も、「若大将に魅了されたファン」の一人です。
小学生の頃に、初めてこのシリーズの映画を観てから、
銀幕の若大将は、ずっと私の憧れ、私の目標でもありました。
人物は温厚誠実、頭脳明晰でスポーツ万能、音楽の才能にも秀でて、
そのそばには、いつも素敵な恋人と憎めないライバルがいる‥‥。
私にとっては、生涯、敬愛し続ける、変わることのない「永遠の若大将」です。