しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

昔の人は偉かった‥

先日読了した『現代語訳 論語と算盤』(渋沢栄一著、守屋淳訳)から、印象に残った記述を、

いくつか書き残しておこうと思います。


・欧米諸国の、日々進歩する新しいものを研究するのも必要であるが、東洋古来の古いもののなかにも、

 捨てがたいものがあることを忘れてはならない。


・適材が適所で働き、その結果として、なんらかの成績をあげることは、

 その人が国家社会に貢献する本当の道である。

 それは、わたし渋沢が国家社会に貢献する道ともなるのである。


・「人にはどうしようもない逆境」に対処する場合には、天命に身をゆだね、

 腰をすえて来るべき運命を待ちながら、コツコツと挫けず勉強するのがよいのだ。


・志を立てる要は、よくおのれを知り、身のほどを考え、

 それに応じてふさわしい方針を決定する以外にないのである。

 誰もがその塩梅を計って進むように心がけるならば、

 人生の行路において、問題の起こるはずは万に一つもないと信じている。


はぃ‥、どの言葉も、誠におっしゃるとおりだと思います。

いゃ、それにしても、渋沢栄一翁をはじめ、歴史に名を残す人は、本当に志が高かったのですね‥‥。

天上からは、今の日本の政治や社会の混乱ぶりは、どのように映っているのでしょう‥‥?


現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)

現代語訳 論語と算盤 (ちくま新書)