先日読了した『現代語訳 論語と算盤』(渋沢栄一著、守屋淳訳)から、印象に残った記述を、
いくつか書き残しておこうと思います。
・欧米諸国の、日々進歩する新しいものを研究するのも必要であるが、東洋古来の古いもののなかにも、
捨てがたいものがあることを忘れてはならない。
・適材が適所で働き、その結果として、なんらかの成績をあげることは、
その人が国家社会に貢献する本当の道である。
それは、わたし渋沢が国家社会に貢献する道ともなるのである。
・「人にはどうしようもない逆境」に対処する場合には、天命に身をゆだね、
腰をすえて来るべき運命を待ちながら、コツコツと挫けず勉強するのがよいのだ。
・志を立てる要は、よくおのれを知り、身のほどを考え、
それに応じてふさわしい方針を決定する以外にないのである。
誰もがその塩梅を計って進むように心がけるならば、
人生の行路において、問題の起こるはずは万に一つもないと信じている。
はぃ‥、どの言葉も、誠におっしゃるとおりだと思います。
いゃ、それにしても、渋沢栄一翁をはじめ、歴史に名を残す人は、本当に志が高かったのですね‥‥。
天上からは、今の日本の政治や社会の混乱ぶりは、どのように映っているのでしょう‥‥?