晩酌として飲むビールの、最初の一口の美味しさは、仕事をリタイアした後も変わることがありません。
この喉越しの味を楽しみに、毎日を頑張って生きてきたようなものです。大げさでもなんでもなく‥‥。
そして、このビールが、私にとっては「希望」とほぼ同義語であることを、
先般放映された「カンブリア宮殿」を見て、改めて認識しました。
この日の番組ゲストは、塩澤賢一・アサヒビール社長で、
「編集後記」では村上龍さんが、次のように述べられていました。
『若者はビールを飲まなくなったらしい。
ビールを飲みたいという気分にならなくなったのではないだろうか。
「そもそもビールの世界に入ってきてくれない」塩澤さんは言っていた。
ビールの世界とは何か。楽しいということではないか。希望があるということだと思う。
今の若い人の、少なくない層が、希望がない世界を生きている。
塩澤さんと対していて、ビール好き同士が向かい合ってるなと思った。
希望があった時代を知っている世代だ。』
う~む、なるほど‥‥。「希望があった時代を知っている世代」ですか‥‥。
もちろん私も、その世代の一人です。
ちなみに、番組では、アサヒビールの新商品、
「スーパードライ生ジョッキ缶」のことが取り上げられていました。
「缶のフタが全開すると泡が自然に出てきて、
居酒屋やレストランで出てくる生ジョッキのような味わいが家庭で楽しめる」というビールです。
実は私も、株主優待で送られてきた「スーパードライ生ジョッキ缶」を飲んで、
そのあまりの美味しさに衝撃を受けたビール党の一人です。
この美味しさが忘れられず、スーパーでこの商品を必死になって探しましたが、一向に見当たりません。
番組を見て、その理由がようやく理解できました。