しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

私は「高齢者」?

政府は今日11日の閣議で、2021年版の高齢社会白書を決定したそうです。

時事通信社の速報記事には、次のようなことが書かれていました。


『政府は11日の閣議で、2021年版の高齢社会白書を決定した。

 60歳以上への調査で、家族以外の親しい友人がいないと答えた人の割合は31.3%と、

 15年の調査から5.4ポイント増えたことを紹介。

 男性の単身世帯が増えているのが背景にあるとみられ、政府は高齢者が地域社会から孤立しないよう、

 社会活動の参加を促す取り組みを推進する方針だ。

 調査は昨年12月~今年1月、2500人を対象に郵送で実施。

 1367人(有効回収率54.7%)から回答を得た。

 国際比較をするため、米国とドイツ、スウェーデンでも同様に調べた。

 家族以外の親しい友人がいないとの回答は米国で14.2%、ドイツで13.5%、

 スウェーデンで9.9%となっており、日本は高い水準にあることが分かった。‥‥』


はぃ‥、この記事を読んで、内閣府のHPで「令和3年版高齢社会白書」に、ちらっと目を通してみると、

「高齢者とは」というコラムに、次のように興味深いことが書かれていました。


『高齢者の用語は文脈や制度ごとに対象が異なり、一律の定義がない。

 高齢社会対策大綱(平成30年2月閣議決定)では、便宜上、

 一般通念上の「高齢者」を広く指す語として用いている。

 本白書においても、各種の統計や制度の定義に従う場合のほかは、

 一般通念上の「高齢者」を広く指す語として用いることとする。

 なお、高齢者の定義と区分に関しては、日本老年学会・日本老年医学会

 「高齢者に関する定義検討ワーキンググループ 報告書」(平成29年3月)において、

 近年の高齢者の心身の老化現象に関する種々のデータの経年的変化を検討した結果、

 特に65~74歳では心身の健康が保たれており、活発な社会活動が可能な人が大多数を占めていることや、

 各種の意識調査で従来の65歳以上を高齢者とすることに否定的な意見が強くなっていることから、

 75歳以上を高齢者の新たな定義とすることが提案されている。

 また、高齢社会対策大綱においても、「65歳以上を一律に《高齢者》と見る一般的な傾向は、

 現状に照らせばもはや現実的なものではなくなりつつある。」とされている。』


う~む、なるほど‥‥。「高齢者」には、一律の定義がなかったのですね‥‥。

仕事をリタイアして、年金だけに頼る生活を送るようになった65歳の私は、

立派な?高齢者の一員になったと自覚していましたが、白書のコラムを読むと、

まだまだその「資格」はない、「若輩者」のようです。(苦笑)


でも、75歳以上を「高齢者」に新たに定義するのだとしたら、

これから75歳までの10年間は、私や私の同世代は、どのように呼ばれるのかしら‥‥?

「準高齢者」、それとも「高齢者予備軍」‥‥?