今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、作家・中島らもさんの
「一人の人間の一日には、必ず一人、「その日の天使」がついている。」という言葉で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『ひどく落ち込み、思い詰めて自死すら考えた時、知人から思いがけない電話がかかってくる。
ふと開いた画集の中の一枚の絵に震える。
そんな偶然に救われることがあれば、それがその日の天使なのだと作家は言う。
幼児や酔っ払いかもしれないが、彼らが神の使いとして日に一度、誰にも訪れるのだと思えば、
ふんづまりの毎日にも隙間が空く。随想集「その日の天使」から。』
う~む、なるほど‥‥。
一日一日をポジティブに生きれそうな、そんな味わいのある言葉ですね‥。
今日の私にとって、「その日の天使」は、「誰」あるいは「何」だったのでしょうね?
東京オリンピックでは、サッカー女子の「なでしこジャパン」は、
強豪のスウェーデン相手に、1対3で完敗しました。
「その日の天使」は、「なでしこジャパン」のイレブンに、どんな形で現れたのでしょうね。
敗れはしたものの、それぞれの選手に、きっと明日へ向かっての「隙間が空いた」はずだと思います。