今日の日経新聞一面コラム「春秋」で、強く印象に残る「格言」が紹介されていました。
『教育関係者からこんな格言を聞いた。
「凡庸な教師はただしゃべる。よい教師は説明する。すぐれた教師は自らやってみせる。
そして、偉大な教師は心に火をつける」。米国のある文筆家が残した言葉だという。
スポーツやビジネスの世界でも時々引用されるようだ。
教科書を棒読みするだけの授業は問題外。
話し方や伝える内容に知恵を絞り、生徒の「やる気スイッチ」を入れる。
志ある教師は、そのためにあらん限りの情熱を注ぐ。教室に限ったことではない。
一方的に主張を押しつけることなく、言葉を尽くして相手を動かす。
あるべきリーダーの姿にもつながるのではなかろうか。‥‥』
そして、今日の愛媛新聞の社説には、
「コロナ感染急拡大 国民に届く首相の言葉が必要だ」という題で、次のようなことが書かれていました。
『新型コロナウイルスの感染が急拡大している。
新規感染者は緊急事態宣言下の東京都で初の4千人台に上り、全国では連日1万人を超える。
政府はあすから埼玉、千葉、神奈川、大阪の4府県に緊急事態宣言を追加発令。
東京都と沖縄県も8月31日まで期限を延長する。
5道府県には、まん延防止等重点措置を適用し、酒類の提供制限を強化する構えだ。
菅義偉首相は会見で「今回の宣言が最後となる覚悟で対策に全力を挙げる」と強調。
だが目新しい具体策はなく、ワクチン接種の推進と
夏休みやお盆の不要不急の外出自粛を呼び掛けるにとどまった。
「コロナ慣れ」や「自粛疲れ」の上、東京五輪のお祭りムードもあり、
事態の危機感が国民に伝わっているとは言い難い。‥‥』
う~む‥‥。
東京の感染者の約6割は20~30代が占めると聞きます。
若い方には、一国のリーダーのどんな言葉が、その「心に火をつける」のでしょうか‥‥?