確か、小学6年生の時に流行ったと記憶している、ザ・タイガースの「モナリザの微笑」は、
私のお気に入りの曲なのですが、その今でも口ずさめるグループサウンズを代表する名曲について、
音楽評論家の渡辺和彦さんが、今日の愛媛新聞「テレビ・芸能」欄で、
「他曲の空似~昭和歌謡に聴くクラッシックの旋律㊤」と題して、次のようなことを述べられていました。
『‥‥グループサウンズ(GS)が全盛だった1960年代後半。
テレビの歌番組にくぎ付けになっていた私は、大人気グループ「ザ・タイガース」の
「モナリザの微笑(ほほえみ)」(作詞橋本淳、作曲すぎやまこういち)を聴いて、仰天した。
歌い出しの「雨がしとしと日曜日~」のメロディーが、
ロシアの作曲家リムスキーコルサコフの交響組曲「シェエラザード」の第2楽章
「カランダール王子の物語」に出てくる主題とそっくりだったからだ。‥‥
‥‥昭和歌謡は、現在のヒット曲のように転調を繰り返したり、
強烈なリズムで圧倒したりといった音楽は少なく、メロディーラインがシンプル。
世界中のあらゆるジャンルの音楽を吸収した、良い意味での〝ごった煮〟のフィールドだった。
クラッシックの名旋律がフラッと顔を出してもおかしくない。』
この記事を読んで、さっそく「シェエラザード」をネットで検索して聴いてみました。
ご指摘のとおり、「モナリザの微笑」の出だしとよく似ているので、びっくり仰天しました。
昭和歌謡にクラッシックの接点があることを知り、大げさではなく、新しい世界が開けたような気がしました。
ザ・タイガースには、「青い鳥」という私の大好きな曲があります。
ひょっとして、この曲にも、思いがけない「空似」というものがあるのでしょうか‥‥?
追記
東京オリンピックのサッカー日本男子は、メキシコに1対3で敗れ、残念ながらメダルに届きませんでした。
でも、最後まで諦めずにゴールを目指した姿勢は立派でした。彼らこそ「よき敗者」だと思います。
次のオリンピックでの捲土重来を期待しています。