しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「夏の甲子園」初勝利!

東京オリンピックが終わったと思ったら、今日から1日遅れで「夏の甲子園」が始まりました。


その大会初日の第2試合で、愛媛県の新田高校が静岡県の伝統校・静岡高校と対戦し、

4対2で勝利しました。「夏の甲子園」での初勝利、おめでとうございます。

この試合の勝因は、なんといっても、7回に同点に追いつかれ、なお1死一塁の場面での、

センター・長谷川選手の超・ファインプレーだと私は思っています。

このワンプレーで、相手に傾きかけていた流れを断ち切ることができました。

次の2回戦でも、愛媛伝統の守り勝つ野球を見せてくださいね。期待しています‥‥。


さて、話は変わって、『向田邦子ベスト・エッセイ』(向田和子編:ちくま文庫)を読了しました。

「ベスト・エッセイ」の題名のとおり、どれも秀逸なエッセイでした。

そのなかでも圧巻は、やはり「手袋をさがす」でしょうか。

また、「鹿児島感傷旅行」も私好みのエッセイです。特に、次のような文章が‥。


『心に残る思い出の地は、訪ねるのもよし、遠くにありて思うのもよしである。

 ただ、不思議なことに、帰ってくるとすぐ、この目で見て来たばかりの現在の景色はまたたく間に色あせて、

 いつの間にか昔の、記憶の中の羊羹色の写真が再びとってかわることである。

 思い出とは何と強情っぱりなものであろうか。』


私にとっての「心に残る思い出の地」は、少年期を過ごした滋賀県大津市です。

いつかまた、身体が元気なうちに、彼の地を訪れてみたいものです‥‥。

いゃあ、それにしても、「コラムは深代惇郎」、「エッセイは向田邦子」という「呪縛」から、

私はいくつになっても抜けきれないでいます‥‥。