しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

幸福は小刻みに

厳しい残暑が続いています。今日も暑かったです‥‥。

この時期は、ツクツクボウシが、過ぎゆく夏を惜しむかのように鳴いているはずなのに、

その鳴き声は全く聞こえてきません。

梅雨のようなお天気が続いたので、羽化するタイミングがずれているのでしょうか‥‥?


さて、今月26日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、イタリアの作家、パオロ・ジョルダーノの

「最善を望むことが必ずしも正しい希望の持ち方とは限らない」という言葉で、

いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。


『不可能なこと、実現性の低い未来を待ち望むと、何度も失望を味わうことになり、

 不安がいっそう膨らんでしまうからと、イタリアの作家は言う。

 「コロナの時代の僕ら」(飯田亮介訳)から。

 このことは政治や組織運営についてもいえるし、幸福もきっとそう。

 大きな固まりとしてそれを求めると不幸への近道になる。

 幸福は小刻みにし、その一つひとつを玩味するのがいい。』


はぃ‥、「幸福は小刻みにし、その一つひとつを玩味するのがいい」ですか。いい言葉ですね‥‥。

また、鷲田さんの解説にあるように、「政治」に希望を託すのも、

「小刻み」の方が、失望した時のショックが少ないのかもしれません‥‥。