吹く風はとっても冷たかったけれど、良く晴れて穏やかな一日となりました。
さて、今月17日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、西舘好子さんの
「命がつながっていくということは、所詮(しょせん)後悔を残してできないことを
山積みにしておくことでもあるのだから。」という言葉で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『幼い頃、家が貧しくても呑気(のんき)に暮らせたのは、
天災や戦禍の経験から、生きていれば必ず難儀なことが起こるし、
お金が何でも救ってくれるわけではないと悟る大人たちに囲まれていたからだと、
演劇プロデューサーは言う。そんな親たちへの感謝も、だからあの世に行ってからでいいと。
回想記「かもじや」のよしこちゃんから。』
う~む、なるほど‥‥。とても味わいのある言葉ですね。
この歳になると、よく分かります。
振り返れば、私も、後悔を山積みにしてきた人生だったけれど、
「またそれはそれでよかったのではないか」と悟るようになりました。
まだ、悟りの境地に達するには、少し早すぎますかね‥‥?