朝から降り続いた冷たい雨は、夕刻になってようやく止みました。今日も寒い一日でした。
さて、今日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、R・D・レインの
「人間は、他者の存在の欠落を経験するのではなくて、
他者に対する他者としての自分自身の存在の欠落を経験する。」という言葉で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『私がここにいるという感覚を持ちうるのは、自分が誰か別の人の無視できない対象である時だ。
愛されずに、憎まれるのでもいい。
他人の中で自分がなにか意味のある場所を占めていることが必要だと、精神科医は言う。
それを欠くと、人は自分が透明人間になったように感じるのだろう。
「自己と他者」(志貴春彦・笠原嘉訳)から。』
う~む、なるほど‥‥。
我が家の奥様にうっとおしい存在と思われても、「透明人間」になるよりかはマシということなのかな‥?
いや‥、だんだんそのような存在になりつつあるのかもしれません。よくよく気を付けないと‥‥。