この日記を2011年10月に書き始めてから、昨日で3500日となりました。
トイレに常備している安岡正篤先生の『安岡正篤 一日一言』(致知出版社)を開いてみると、
12月3日と4日は、江戸時代後期の朱子学者で佐賀藩年寄、古賀穀堂(こがこくどう)の
次のような言葉でした。
【古賀穀堂の「自警」①】
「屈辱、坎懍(かんらん<志を得ないこと>)、薄命、数奇<ふしあわせ >、千辛万苦皆天命に任す。
恬熈(てんき<世が太平無事>)、楽易(らくい<安らかにたのし>)、
従容(しょうよう)自得し、分に安んじて固窮(こきゅう<天命に安じて他を求めぬ>)し、
心広く体胖(ゆた)かに縲緤鞭笞(ゆいせつべんち)も辱と為すに足らず、
絶食無衣も其の楽、余有り<論語、君子固(もと)より窮す、小人窮すれば斯(ここ)に濫(らん)す>、
然りと雖(いえど)も宇宙を包括し、天地を震動するの心未だ嘗(か)って頃刻(しばらく)も忘れず」。
【古賀穀堂の「自警」②】
人生航路に於て辱(はずかしめ)を受けたり、運命に恵れなかったり、因果に支配されても、
総(すべ)て天命と受とめよ。
食う物、衣る物のない貧乏生活であっても、楽しみをその中に見出せ。
宇宙を包み、天地を動かす壮志だけは暫(しば)らくも忘れない。
う~む、なるほど‥‥。「千辛万苦皆天命に任す」ですか‥。
3500日という節目の日に、このページが目に留まったのも、何かのご縁かもしれません。
この言葉をしっかりと胸に刻み、次は4000日を目指して、積み重ねの一日一日を歩んでいこうと思います。