しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

2022年の初日の出

良く晴れて、風もほとんどなく、穏やかな元旦となりました。

今朝は、7時10分頃から東の空が明るくなり、40分過ぎにようやく初日の出を見ることができました。

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さて、元旦の日経新聞「成長の未来図特集」に、作家の五木寛之さんが、

『三密から「三散」の時代へ』というタイトルの、次のような内容の随想を寄稿されていました。


『‥‥新型コロナウイルス禍を経て、これからは「三密」ならぬ「三散」の時代になるだろう。

 まず「拡散」。SNS(交流サイト)のちょっとした情報が一夜で世界に広がる。

 次に「分散」。会社や学校でリモートが増え、一極集中だった企業の拠点が散らばる。

 そして「逃散(ちょうさん)」。

 封建時代の貧しい農民が土地を放棄して逃げ出すことを意味する歴史用語だが、現代版が難民だ。

 体制と折り合いがつかなければ、逃げるしかない。

 多くの「デラシネ(漂流者)」が生まれる時代になり、日本はどう変わっていくだろうか。

 100歳人生。未知の領域への不安も迫っている。私は「下山」についてずっと考えてきた。

 山を登るときは後ろを振り返る余裕もなく、ひたすら山頂を目指す。

 下山の道のりは思索と回想の時だ。周囲をゆっくりと眺めながら。

 登山には成長の喜びがあり、下山には成熟の喜びがある。

 私自身も80歳くらいから行動範囲が狭まったが、身近なことに幸福を見いだせるようになった。

 下山のプロセスをマイナスに捉えるのは間違っている。‥‥』


う~む、なるほど‥‥。「三密」から「三散」の時代へ、ですか‥‥。

2022年のキーワードとして覚えておきたいと思います。

ご挨拶が遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いします。