しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

「孤独と他者への配慮」という規範

最近、アマゾンの「Prime Video」で、「孤独のグルメ」を視聴しています。

昨日までに、「Season2」の「エピソード6」までを見終えました。


大学生の頃には、西武池袋線西武新宿線の沿線に住んだことがあるので、

番組で馴染みの駅名が登場すると、当時のことが懐かしく思い出されます。

西武池袋線の「東長崎」とか西武新宿線の「沼袋」とか‥‥。


そして、井之頭五郎を演じる松重豊さんが、ご当地のグルメを美味しそうに堪能する姿を見ていると、

なんだかこちらまで幸せな気持ちになるのが、このドラマの魅力だと思います。

なるほど、人生にはこのような愉しみ方があったのですね‥‥。


そういえば、昨年末29日の日経新聞一面コラム「春秋」には、次のようなことが書かれていました。

『‥‥大みそかの番組表を眺めれば、今年も「孤独のグルメ スペシャル」が放送される。

 ひとり店に入り、思いを心の中でそっとつぶやく。孤独と他者への配慮。

 そんな規範が人びとの共感を呼ぶのか。』


「孤独と他者への配慮」という規範‥‥。

番組の人気の秘密が、少し理解できたような気がしました。