今日、2022年2月24日は、後世に語られる一日となるかもしれません。
ロシアがウクライナに侵攻しました。恐れていたことが、とうとう現実になってしまいました。
この「ウクライナ危機」も「キューバ危機」と同様に、土壇場で全面戦争を回避できるのでしょうか?
そういえば、今日の日経新聞一面コラム「春秋」には、次のようなことが書かれていました。
『‥‥「ロシアはヨーロッパだ」。ある学者は、そう唱える。
住民の多くはキリスト教徒で、著名な音楽家、作家は西欧の大家と影響しあい、
科学も重視されているゆえらしい。
だが、最も大切な自由、平等の理念、人権擁護の姿勢が、なかなか根付かないのはなぜだろう。
情報機関出身で警戒心の強いトップも理由のひとつか。
長年ロシアに暮らし通訳などを務めた寺島儀蔵さんは手記で人々をこう評した。
「おおらかで人種差別も少なく、親しみやすい」。
侵攻、衝突といった物々しさとは縁遠そうな国民性に望みを託したくなる。
力による現状変更の試みに限界があることはロシアの長い歴史が示す。
大統領は過去の教訓も真摯に学んでほしい。』
コラムに書かれている「おおらかで人種差別も少なく、親しみやすい」が本当だとすれば、
最後は一人の大統領ではなく、「ロシアの国民性」に希望を託すしか方法はないのかもしれません。