愛媛新聞では、昨日から「レコンキスタの時代」という連載が始まりました。
「ウクライナ侵攻に至る歴史の逆流はいつ、どのように始まったのか。
近年の重要事項を取り上げ、今に連なる意味を海外の識者と読み解くことで、
世界の「現在地」を探り、日本の進む道を考える。」というもので、
第一回は、米国際政治学者イアン・プレーマー氏へのインタビュー記事でした。
記事の内容はさておき、久しぶりに「レコンキスタ」という言葉に触れました。
8~15世紀の中世欧州で、イスラム教徒に占領された南欧イベリア半島の奪還を目指した
キリスト教勢力の運動を示す。‥‥領土に限らず、既存の体制や秩序を打破し「失われた時」や
民族の記憶を取り戻そうとする場合にも用いられる。』記事には、このような解説がありました。
(ちなみに、山川の世界史では、「レコンキスタ」は「国土回復運動」と書かれています。)
う~む、なるほど‥‥。
ソ連崩壊後、雌伏の時を経たロシアが、「世界の警察官」の重荷に耐えきれなくなった米国の隙を突き、
中国と組んで第2次大戦後の国際秩序や民主的価値に挑みかかる‥‥。
こうした世界情勢を「レコンキスタの時代」と呼ぼうとしているのですね‥‥。
これからの連載を、関心を持って読み進めたいと思います。
さて、今日も快晴のお天気でした。ふと海が見たくなって、「西の海岸」に散歩に出かけました。
その海は引き潮で、漂着ゴミがほとんどない砂浜が印象的でした。有難い平和な景色です‥‥。