今日の日経電子版「Deep Insight」、
『抗うウクライナ、日本に教訓~「自ら助くる」備え急げ』という記事が勉強になりました。
その記事には、今月15日に刊行された元外交官、岡本行夫さんの自伝
『危機の外交』(新潮社)での、次のような趣旨の言葉が紹介されていました。
『日本は外国の軍隊に守ってもらいながら、外国人が攻撃されても助けない。
防衛費を最低限に抑え、もっぱら自国の繁栄と福祉にお金を使ってきた。
こうした「ジャパン・ファースト主義」はいつまでも続けられない‥‥。』
そして、記事の要点が、とても分かりやすい図表にまとめられていました。
引用させていただき、この日記に残しておこうと思います。
なかでも、特に大切だと思ったのは、次の3つの教訓に関する記述です。
「第1は、いくら多くの友好国に囲まれていても、
有事に本当に頼りになるのは同盟国であるという厳然たる事実だ。
米欧はウクライナに武器を渡しても、一緒には戦わない。軍事同盟であるNATOの加盟国ではないからだ。」
「第2の教訓は、成句に例えるなら「天は自ら助くる者を助く」である。
ウクライナを各国が支援するのは、国民が決してあきらめず、戦っているからだ。」
「第3に、軍事力だけでなく、政治リーダーの統率力が戦争の行方を大きく左右する。
ウクライナのゼレンスキー大統領は首都キーウにとどまり、
国民と軍に直接、結束を呼びかけ続けている。」
「天は自ら助くる者を助く」ですか‥。つまり「自助」ですよね‥‥。
災害に対する備えも同じだと思います‥‥。