今日は、午後から梅雨の晴れ間が広がりました。
シーツをはじめ、洗濯物がよく乾いて助かりました。蒸し暑くて、不快指数は高かったけれど‥‥。
さて、町立図書館に行って、6月12日(日)から6月18日(土)までの、
朝日新聞一面コラム「折々のことば」と「天声人語」を、まとめ読みしてきました。
この一週間は、印象に残る言葉が盛りだくさんの週でした。
まず、6月16日(木)の「折々のことば」は、在原業平の
「つひにゆく 道とはかねて 聞きしかど きのふ今日とは 思はざりしを」という歌で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『いつか最後に歩む道だとは前から聞いていたが、まさかそれが昨日や今日だとは思いもしなかったという謂。
「伊勢物語」の最後に引かれる歌。
ある日、思いも寄らぬ事故に遭い、以後思うように動けなくなったり、
病気を患い寝たきりになったりと、人の生はしばしば、予期せぬ時に突如、途切れる。
誰もその生を思い通りには描けない。そして用意のないままに死を迎える。』
ちなみに、この歌には、「むかし、男、わずらひて、心地死ぬべくおぼえければ」という
「詞書(ことばがき)」があります。
私は、自らの死に際して、業平のように、恬淡の境地には間違いなくなれそうにありません‥‥。
なお、同じ日の「天声人語」には、思想家・マキャベリの、次のような名言が引用されていました。
「戦争というものは、誰かが望んだときに始まるが、しかし、誰かが望んだときに終わるものではない」
続きは明日にします‥‥。