今日は、遠くから雷の音が聞こえるなど、雨が降り続いた一日となりました。
その代わりに気温が下がって、昨日に比べると随分と過ごしやすかったです‥‥。
さて、今日の話題は何と言っても、日経新聞一面コラム「春秋」だと思います。
その全文を引用させていただき、この日記に残しておこうと思います。
『〽ソーダ水の中を貨物船がとおる/小さなアワも恋のように消えていった――。
胸に響く詞に、洗練されたメロディー。
アルバムに酔い、大がかりな仕掛けのライブに熱狂した記憶をお持ちの方も多いだろう。
1970年代前半といえば、「女のみち」や「瀬戸の花嫁」がテレビから流れていた時代。
そんな中、クラシックと洋楽の影響を受けたユーミンの曲の斬新なコード進行は、
四畳半フォークにも飽き足らない若者の心を揺さぶった。
女性の細やかな心模様を刻む言葉と相まって、「恋愛の教祖」なんて称号も贈られている。
「中央フリーウェイ」「恋人がサンタクロース」に加え、
男女雇用機会均等法が成立した85年には
「メトロポリスの片隅で」で失恋から立ち直る働く女性を歌った。
時代から2歩も3歩も先んじ、バブル期にはドライブの定番音楽ともなっている。
一方で、冷戦を背景にした「時のないホテル」など作風の幅広さも見せた。
東日本大震災の際には「春よ、来い」が復興を後押ししている。
激動の半世紀、人々の揺れる心情に寄り添った、まさに「国民的」存在だったと思える。
「私の名が消えても、歌だけが詠み人知らずとして残るのが理想」。当人はこう語ったと聞く。
混迷が長引きそうな将来にわたり、あちこちで口ずさまれていくだろう。』
いえいえ、ユーミンの名前は消えることなく、半永久的に語り継がれていくことでしょう‥‥。
ちなみに私は、「瞳を閉じて」や「何もきかないで」など、荒井由実の頃のユーミンの曲がお気に入りです。
そして、コラムの冒頭の歌詞は、「海を見ていた午後」‥‥。
この曲を聴くと大学時代に、高校時代の女友達二人と横浜の街を散策したことを思い出します。
同期会にも顔を見せない二人なので、もう何十年も会ってないけど、元気にしてるのかな‥‥?