『87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし』(多良美智子著:すばる舎)を読了しました。
買い物帰りに立ち寄った書店の、お薦めのコーナーに置かれていて、面白そうなので購入したのですが、
実際に読んでも抜群に面白く、時間がたつのも忘れて、一気に読んでしまいました。
文章が平易で分かりやすく、豊富なカラー写真も掲載されていて、
特に、料理関連の記述はとても参考になりました。自分も挑戦してみようと思っています。
著者は、「「この部屋で死ぬ」という気概をもって、できることは自分でやり、健康に気を使って。」
と述べられていましたが、私も「できることは自分でやる」「できることを楽しむ」の精神を見習って、
限りのある人生を生きていきたい、そんな気持ちになりました。
ところで、著者の多良さんは、昭和9年生まれで、8人きょうだいの7番目とのことでした。
私の母は、昭和8年生まれで、9人きょうだいの6番目でした。
裁縫が得意で、料理も質素でシンプルだけれど、味付けが上手だった母‥‥。
生きていれば、多良さんのように、素敵な年の取り方をしていたのではないかと想像すると、
少し大げさかもしれませんが、万感胸に迫るものがありました。
良書に出合えてよかったです‥‥。(もちろん、You Tubeも視聴しています。)