今日も厳しい暑さとなりました。
西日が当たる和室の気温は、日中34℃もありました。これは室外ではなく、室内の気温です。
身体が溶けてしまいそうでした‥‥。
さて、昨日の午前中、町立図書館に行ってきました。7月17日(日)から7月23日(土)までの、
朝日新聞一面コラム「折々のことば」をまとめ読みしようとしたところ、
いつもなら一週間分をきちんと束にして整理してあるのに、前週の束がそのまま残っていました。
どうしたんでしょう? こんなこと初めてです。
仕方がないので、まだ一週間分としては整理されていない、7月24日(日)から7月27日までの
「折々のことば」を読んできました。
26日は青山二郎の、27日は兼好法師の、それぞれ次のような「ことば」と
鷲田清一さんの解説がありました。
「人間は、思ったり、したり、できはしない」
『随筆家の白洲正子が「何々しようと思うけど、どうかしら」と訊くと、
装丁家・評論家はこう返したという。
しばらくして、家の前にゴミを捨てられ困った老人が、
そこに外灯をつけ美しい草花を植えるとぴたり止んだという、地方新聞の小さな記事を読み、
白洲は改めて思う。「千の「思うこと」も、一つの小さな行為の前に、いかにむなしいか」と。
白洲の「美の遍歴」から。』
「人としては善にほこらず物と争はざるを徳とす。他にまさることのあるは大きなる失なり。」
『自分の長所を誇ったり人と徒に競ったりしないこと。
人より優れてあるのはむしろ大きな欠点だと、法師は説く。
格式の高さや才能の豊かさなどを意識する姿はなんとも見苦しい。
真に優れた人はおのれが欠くところを知っているので、慢心することがないと。
比較ということが嫉妬や羨望を促し、自意識を煽って、人としての品位を落とす。
「徒然草」(小川剛生訳注)から。』
はぃ、どちらも名言ですよね‥。肝に銘じておきます‥‥。