お湿り程度の雨がふって、暑さも少し和らぎました。
さて、今日は町立図書館に行って、8月14日(日)から8月20日(土)までの、
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この一週間で印象に残ったのは8月17日(水)、原研哉さんの
「緑は猛威をふるうのだ。だから人間は、自然をほどほどに受け入れつつ、
適度に排除しながら暮らしてきた。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『草木は放っておくと奔放に繁茂し、落葉し、「荒ぶる姿」となる。
それを刈り、掃いて押し返すも、刈りすぎず掃きすぎず、
人為と自然が折り合う地点を探るのが日本の庭掃除だと、デザイナーは言う。
「持続可能性」という「殺伐とした言葉」を口にする前に、人心に蓄えられたこの知恵と感受性の声を
聴こうと。「低空飛行」から。』
はぃ、庭掃除ではありませんが、今年の夏は、むしってもむしっても生えてくる、庭の雑草との闘いでした。
先日、除草剤を散布したはずなのに、もう次の雑草が顔をのぞかせています。
さすがに、雑草と「折り合う地点を探る」のは難しいです‥‥。
追記
8月18日(木)の「折々のことば」は、俳人・夏井いつきさんの
「泪より 少し冷たき ヒアシンス」という「句」でした。
鷲田さんの解説には、『誰かの一句が触媒となって別の誰かの「心奥に仕舞われていた感情」を
噴きださせることがある』という、夏井さんの言葉が紹介されていました。
「十七の音」の力なのですね‥‥。