今日は町立図書館に行って、8月21日(日)から8月27日(土)までの、
朝日新聞一面コラム「折々のことば」を、まとめ読みしてきました。
この一週間で印象に残ったのは8月23日(水)、外山義(ただし)さんの
「サービスが提供されても与えあう関係をふたたび手に入れることができなければ、
その人は、花瓶に生けられた切り花である。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『「人と住まいとの抜き差しならない関係」を重視する建築学者は、
早くからユニットケアやグループホームに注目し、高齢者施設を施設ではなく住まいにすべく取り組んだ。
「入所」を機に住みなれた住まいから「引き剥がされた」高齢者にとって、
重要なのは「みずからそこで根を張ること」だと考えて。遺著「自宅でない在宅」から。』
父が現在暮らしているグループホームのパンフレットには、
「入所」ではなく「入居」という言葉が使われています。
父の「本心」をうかがい知ることはできませんが、「花瓶に生けられた切り花」としてではなく、
できれば「みずからそこで根を張る住まい」として、
穏やかに暮らしてほしいと、息子としては願っています‥‥。
追記
昨日、施設の携帯電話越しに、久しぶりに父とほんの数十秒間ですが会話をしました。
綿棒が無くなったとのことだったので、今日はそれを届けるとともに、
施設からは、更新された「施設サービス計画書」を受け取って帰りました。