しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

今日よりも明日‥‥

午前9時台に、激しい雨が降りました。

このまとまった雨はこちらでは、水不足の心配を解消する、恵みの雨になったと思います。


さて、今日は午後2時から日本武道館で、安倍元総理の国葬が執り行われました。

テレビ画面に映る安倍元総理の遺影に向かい、私も黙とうをし、改めてご冥福をお祈りしました。

国葬では、岸田総理が葬儀委員長として、また、菅前総理が友人代表として、

それぞれ「追悼の辞」を述べられました。どちらも真心のこもった「お別れのことば」だったと思います。


お二人の「追悼の辞」では、岸田総理は、安倍元総理が防衛大学校の卒業式で使った

「勇とは義(ただ)しき事をなすことなり」という新渡戸稲造の言葉を、

菅前総理は、山県有朋が長年の盟友、伊藤博文に先立たれ、故人をしのんで詠んだ歌という、

「かたりあひて 尽くしし人は 先立ちぬ 今より後の 世をいかにせむ」を、それぞれ引用されていました。


そして、私の心に最も響いたのは、菅前総理の

「あなたは今日よりも明日の方が良くなる日本を創りたい。

 若い人たちに希望を持たせたいという強い信念を持ち、毎日毎日、国民に語りかけておられた。

 そして日本よ、日本人よ、世界の真ん中で咲きほこれ。これがあなたの口癖でした。

 次の時代を担う人々が未来を明るく思い描いて初めて経済も成長するのだと。」という言葉でした。


この「今日よりも明日の方が良くなる日本を創る」というのが、与党野党を問わず、

政治家としての責務であり使命ではないだろうか、と思った次第です。


今回の国葬に際しては、反対意見が多かったことは承知していますし、

安倍元総理の「負の側面」が、検証不足や説明不足であったことは否定しませんが、

それでもなお、多くの国・地域の要人の方々が献花する姿をテレビ画面越しに見たとき、

国費を投じるに見合う、十分な「国益」があったのではないだろうかと、私は感じた次第です‥‥。