しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

夏が来れば思い出す

昨日の日経新聞「NIKKEI The STYLE」の特集は、「駅をめざして」でした。

伊予市双海町予讃線灘駅の写真と、駅を紹介する次のような文章が掲載されていました。


『‥‥「もうすぐ列車が入ってきます。下がってください」‥‥。

 予讃線の下灘駅愛媛県伊予市)で観光列車が近づくと、無人駅にもかかわらず、

 景色を見に訪れた20人ほどの観光客に呼びかける人に出くわした。

 近くに住むボランティアの福井早苗さんだ。「この辺りは、高校は列車がないと通学できない。

 「守ってあげないと」という思いもあって、自発的に始めたんです。」。

 地元の老人会のメンバーで、観光列車を迎えたり、駅構内の草花の手入れをしたりしている。

 ベンチと屋根だけのホームの目の前には瀬戸内海が広がる。

 いつも通勤途中などに駅に立ち寄るという地元の男性は、ここでは観光客のカメラマンに。

 立ち位置やポーズを指示して、手際よく撮影していた。

 駅前には、コーヒーやジュースをキッチンカーで販売する「下灘珈琲」が、日没まで営業している。

 「景色を見に訪れる人が増えてきたので、列車や夕日の待ち時間が少しでも楽しくなれば」。

 オーナーの戸田英清さんが、そんな思いから始めたという。

 午後6時30分。日が落ち始めてあたりが徐々に暗くなると、空の様子は刻一刻と変わっていく。

 夕日のオレンジ色は輝きを増し、黄金色になったかと思えば、雲と重なりピンク色に変わる。

 気がつくと30人ほどに増えた観光客も、空の変化を見逃さないようにと、固唾をのんでみつめる。

 絶景は皆に守られていた。

 同駅は「青春18きっぷ」に、何度となく登場している。

 1999年のポスターには、駅舎からホームと海を望んだ写真に、こんなコピーが付いている。

 「思わず降りてしまう、という経験をしたことがありますか。」‥‥』


灘駅が立地する伊予市双海町(旧伊予郡双海町)は、私の母の生まれ故郷です。

この日記で「双海町」と検索すると、なんと10回も日記に綴っていました。

古い順から、2012年7月12日、2014年7月27日、2014年7月31日、2015年8月30日、

2016年7月17日、2017年7月16日、2019年7月21日、2019年8月12日、

2021年12月19日、2022年5月6日でした‥。


10回のうち8回は、7月と8月に集中していました。

夏が来れば思い出す‥‥です。瀬戸内海に沈む夕陽とともに‥‥。


追記

プロ野球セ・CSファーストステージの第三戦、「阪神」対「横浜DeNA」の試合は、

阪神が「3」対「2」で辛勝しました。

9回裏一死満塁の絶体絶命のピンチを、湯浅投手がよくしのいでくれました。

対ヤクルトとのCSファイナルステージでも、投手陣の活躍に期待したいと思います‥‥。