昨日の続きです‥。
10月10日の朝日新聞一面コラム「折々のことば」は、内田義彦さんの
「本当に印象が深い場合は感想が出るより前にまず、ポカンとするのではないか。」という「ことば」で、
いつものように鷲田清一さんの、次のような解説がありました。
『だから「そう簡単に感想を出してはいかん」のだと、経済学者は言う。
何かを読んで深い衝撃を受けた時は、それが意味するところをすぐには掴(つか)めず、
むしろモヤっとなるもの。そういう気持ちを従来の言葉で急いで表現せず、
その意味が見えてくるまでモヤっとしたまま持ち続けることが大事だと。
1981年の講和「読むこと きくこと」(「内田義彦の世界」所収)から。』
う~む、なるほど‥。「モヤっとしたまま持ち続ける」ですか‥‥。
おぼろげながらというか、なんとなく理解できます。
ところで、恥ずかしながら私は、内田義彦さんという経済学者のことを知りませんでした。
ウィキペディアで調べると、岩波書店からも多数の著作が出版されていたのですね‥。
まだまだ知らない世界が山ほどあります‥‥。