お昼過ぎから、少しまとまった雨が降りました。
こちらで雨が降ったのは、久しぶりのように思います‥。
さて、長く積読状態にあった『経済学の宇宙』(岩井克人著:前田浩之聞き手)を、
ようやく読み終えることができました。
読み終えた本書は、付箋だらけになっていました。
岩井先生の書く本文の前には、前田さんのサマリーのような簡潔な文章があって、
本書の理解を深めるのにとても役に立ちました。
付箋だらけになったように、この日記に残しておく箇所に悩みましたが、
あえて選ぶとすれば、古代ギリシャ最大の思想家の一人であるアリストテレスが、
歴史上最初に全面的に貨幣化された古代ギリシャ社会の中で、「貨幣」に関する最初の思想家、
そして「資本主義」に関する最初の思想家となった、と述べられていたことでしょうか‥。
本書は、岩井先生の「伝記」のようなものでもあり、経済学の「教科書」のようでもありました。
いゃあ~それにしても、卓越した経済理論は勿論のことですが、
岩井先生の奥深い教養と幅広い人脈には、驚嘆すべきものがあります。
一読をお薦めしたい一冊です‥‥。