昨日、午後10時からNHKで放映された「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」
「熱気が生んだ真夜中の解放区 オールナイトニッポン伝説」を、懐かしい思いで視聴しました。
高校時代や浪人時代、本来なら受験勉強に集中すべきところ、手を休めてよくこの番組を聴いていました。
逆に、時間が有り余っていた大学時代には、あまり聴かなくなったように思います。
いずれの時代も、ひとりぼっちの部屋では、ラジオという媒体が私の「お友達」でした。
今では、深夜までラジオを聴くこともなくなりましたが、この伝説の番組は続いているのですね‥。
さて、そんな思いを抱きながら視聴した昨夜の「アナザーストーリーズ」では、
番組の最後に語られた松嶋菜々子さんの次のようなナレーションと、画面に映し出された文章が、
強く印象に残りました。
『深夜放送の新たな地平を開拓してきたオールナイトニッポン。
そこには、面白いものを生み出すためにはリスクを恐れないという覚悟。
自分たちの楽しみ、とことんやり通すという熱気。
そして、一人ひとりのリスナーを大切にするやさしさがありました。
それは今こそ、モノづくりの現場に必要な志ではないでしょうか。』
『表現することが不自由になっていると言われる今 私たちは果たしてこの志を持てているのだろうか?』
「覚悟」と「熱気」と「やさしさ」‥‥。
時代が移り替わっても、オールナイトニッポンという伝説の番組が続く限り、
この「志」は脈々と受け継がれていくのではないか‥。私はそのような希望を持っています‥‥。