昨日、午後10時からNHKで放映された「映像の世紀バタフライエフェクト」の
「世界を変えた“愚か者”フラーとジョブズ」は、とても価値ある番組だったと思います。
2005年6月12日、スタンフォード大学の卒業式で語ったスティーブ・ジョブズの
「これから新たな道を行くあなたたちに、この言葉を贈ろう。
Stay hungry. Stay foolish. ハングリーであれ。愚か者であれ。」の言葉はもちろんのこと、
番組の最後に画面に流れた、
バックミンスター・フラー(「宇宙船地球号」という概念を唱え、人類と地球との調和を説いた思想家)の
次のような言葉も、胸を打つものがありました。
『私は若者の精神などまったくあてにならないと考えている。古い世代にしつけられた。
でも、私が考えたことの方が真実で、社会が信じろと言ったことの方が真実じゃなかったことが、
何度も何度もあったんだ。人生を振り返ろう。若き日に挫折し、捨て去った願いや、好奇心を呼び覚まそう。
あらゆる人にしてほしいのは、澄んだ心で考えることなのだ。』
常識を覆す斬新な発想は、「澄んだ心」で考えたことから生まれることを、
この二人の「愚か者」の奇跡の物語から、学ぶことができたのではないかと思います‥‥。