しんちゃんの老いじたく日記

昭和30年生まれ。愛媛県伊予郡松前町出身の元地方公務員です。

後悔こそが「宝物」?

今日、いつものようにポッドキャスト「ながら日経」を聴いていると、

番組パーソナリティーのちはるさんが、アメリカの作家、ダニエル・ピンクさんの

「4種の後悔が自分について教えてくれること」を、次のように紹介されていました。


ダニエル・ピンクさんは、105カ国の人々から、1万6千以上の後悔の経験を集め、

4種のパターンを発見したとのことです。


4種の後悔の一つ目は、「ちゃんとやっておけば」という「基盤への後悔」

「もっと健康的な生活をしていれば」、「もう少し貯金していれば」といった、

自身の基盤となる長期的な努力や生活への態度に関する後悔です。


二つ目は、「勇気がでなかったことへの後悔」

「好きだったあの子に告白すればよかった」、「あの時、勇気を出して発言すればよかった」といった、

無難な道を選んでしまって、踏み出せなかったことへの後悔です。


三つ目は、「道徳への後悔」

研究に協力したある70代の方は、幼い頃、近所のお店にお使いに行って、お菓子をこっそり盗んだことを、

その後の60年間、ずっと悔やんできたとのこと。

道徳に反する行動をしたことを悔やむ気持ちは消えないのです。


最後の4つ目は、「あの人に連絡を取ればよかった」といった「人との繋がりへの後悔」

親戚や同僚、友人などとなんとくなく疎遠になってしまって、連絡を取りたいと思っているのに、

「今さら気まずいかな」「相手はどうでもよくなっているのかな」との思いから、人間関係が途切れている。

「迷ったときは連絡を取るべき」とのことでした。


そして、ダニエル・ピンクさんは、「こうした後悔のパターンは、

裏を返せば、人々がもっとも人生で大切にしていることだ」と述べられているそうです。


う~む、なるほど‥‥。

今日は、このお話しを聴けただけで、とっても有意義で価値ある一日となったように思います。

私のこれまでの人生は、後悔のオンパレードだけれど、

この後悔こそが、ひょっとしたら人生の「宝物」なのかもしれません‥‥。